各予防接種についても、どうぞお気軽に受けていただければと思います。
当院の予防接種について
当院では、定められた期間内にワクチンを接種する「定期接種」と、それ以外の「任意接種」のワクチン接種を行っております。予約にて承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
取り扱い予防接種
インフルエンザワクチン
インフルエンザウイルスは毎年少しずつ性質を変え、異なるタイプが流行するため、予防接種も毎年行う必要があります。発症をある程度抑えたり、重症化を予防したりする効果が期待されます。
65歳以上の高齢者
60~64歳で心臓、腎臓若しくは呼吸機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される方
ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
は予防接種法に基づく接種を受けることが可能です。
肺炎球菌ワクチン
成人の肺炎に多い、肺炎球菌によって引き起こされる肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぐワクチンです(すべての肺炎を予防するものではありません。)
1回の接種で、5年以上免疫が持続する、と言われています。
接種から5年以上経過したら再接種が望まれます。
23区に在住で定期接種の方(65歳以上5の倍数で肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方)は自己負担4000円で接種できます。
A型肝炎ワクチン
「A型肝炎ウイルス」に汚染された水や食べ物を摂取することで経口感染する肝炎です。近年、日本での発生は少ないものの、世界的には発展途上国を中心に流行しています。
発展途上国に渡航する方
A型肝炎患者と接触機会が多い医療従事者
A型肝炎ウイルスの抗体を持たない基礎疾患(慢性肝疾患など)を有する方
などが接種対象者となります。
B型肝炎ワクチン
「B型肝炎ウイルス」の含まれる血液や体液が体内に入ることにより起こる肝炎です。
日本国内で輸血される血液は、すべてB型肝炎ウイルスの検査が行われており、現在輸血による感染はほとんど起こりません。
医療従事者
家族やパートナーに感染者がいる場合
海外渡航者
などが接種対象者となります。一般に3回接種します
麻疹ワクチン
麻疹は一般に小児期に多く感染する急性感染症ですが、大人になってから感染・発症すると、重症化することの多い病気です。これから妊娠を考えている方や、大勢の人に接触する機会がある方が「接種対象者」となります。
これから妊娠を考える方
大勢の人に接触する機会がある方
は接種対象者となります(任意接種)
風疹ワクチン
大人が風疹にかかると、子どもよりも重症化しやすい傾向があります。また、妊娠中の女性がかかると、生まれてくる赤ちゃんが「先天性風疹症候群」を発症する可能性があるため、ワクチン接種を受けることが大切です。
妊娠可能な女性およびその夫あるいはパートナーで、事前に血液検査で風疹の抗体価を測定して十分に抗体がない場合
はワクチン接種の適応があり、練馬区では接種費用を助成しています。
なお接種後2か月程度は避妊が必要です。
MRワクチン(麻疹、風疹混合ワクチン)
麻疹風疹の混合ワクチンです。一回の接種で、麻疹・風疹2種類のワクチン接種が可能です。
金額
予防接種価格表(任意接種の場合)
不活化ワクチン(ウイルスの成分を抽出したもの) (価格は税込)
肺炎球菌 | 8800円(練馬区在住で65歳、初回接種で接種券がある場合は自己負担1500円) |
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A型肝炎(3回接種) | 8300円×3回 |
B型肝炎ワクチン(3回接種) | 6100円×3回 |
乾燥組み換え 帯状疱疹ワクチン (シングリックス:2回接種) | 22000円×2回 2-6か月間隔で接種(練馬区の助成を受ける場合:自己負担11000円×2回) |
RSウィルスワクチン | 27500円(対象:60歳以上) |
生ワクチン(ウイルスの毒性を弱めたもの)(価格は税込)
MR(麻疹風疹混合ワクチン) | 9400円 |
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麻疹 | 6100円 |
風疹 | 6100円 |
おたふくかぜ(ムンプス) | 6100円 |
水痘 | 8300円 |
帯状疱疹 | 8300円 |